台湾における野生動物の狂犬病の発生について
2013年07月24日更新 台湾で狂犬病に感染した動物が確認されました
狂犬病は、発病するとほぼ100%死亡する危険な病気です。大抵は、動物に咬まれることによりうつりますが、動物の唾液が目、鼻、口や傷ついた皮膚から入ることによってうつることもあります。犬や猫のほか、サル、キツネ、アライグマ、マングースやコウモリなどの動物からもうつります。
台湾行政院農業委員会は、7月23日、台東県で人を咬んだイタチアナグマが狂犬病ウイルスに感染していたことが確認されたことを公表しました。このイタチアナグマは捕獲後、まもなく死亡しました。台湾では、犬、猫、捕獲された野生の犬に対する狂犬病の予防接種が強化されています。台湾に渡航される方は、現地では動物にむやみに近寄ったり触ったりしないようにしてください。
動物に咬まれないために・・・
○狂犬病が発生している地域へ行く方は、ペットを含むあらゆる動物や家畜を触らないようにしてください。
○滞在地でサイクリングやランニングをしたり、獣医師等の動物に接触する仕事をしたり、長期滞在したりするような場合は、狂犬病に感染する危険性が高くなります。
○子どもは、動物に触ろうとすることが多く、動物にかじられたり、引っかかれたり、なめられたりしても、親に知らせない(言わない)ことも多いため、狂犬病に感染するリスクが高くなりますので、特に注意してください。
○ペットを連れて海外渡航する場合には、ペットを厳重に管理してください。現地の動物と決して遊ばせないようにしてください。特に、野生動物との接触には注意してください。
○国内に持ち帰ることを目的に、外国で動物の保護等を行わないでください。その犬や猫が狂犬病にかかっていたとしても、実際に症状が現れるのは数日~数週間後になることがあります。
○咬まれた後の治療ができないと予想される遠隔地に旅行する成人や子どもは、渡航前に、暴露前の狂犬病ワクチン接種について医師と相談することをお勧めします。
動物に咬まれたり、引っかかれたりしたら・・・
○流水と石鹸で傷をよく洗いましょう。
○症状がなくても、また、大きな傷でなくても、すぐに医療機関を受診してください。狂犬病になることを予防するために複数回のワクチン接種が必要です。
○国によっては適切な治療を受けられない場合があります。その場合には、ワクチン接種を受けるために帰国するか、医療水準の高い他の国に向かう準備をしてください。
○帰国後、渡航中に動物に咬まれたもしくは引っかかれたことを医師に告げてください。
渡航前に、自分が加入した海外旅行損害保険の補償対象に海外で受ける治療と、治療を受けるための緊急輸送費用が含まれているか確認してください。もし、含まれていない場合、これらの特約補償の含まれた保険への加入を検討してください。
・ FORTH 感染症情報より引用
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更新日:2024年03月29日