古くから受け継がれてきた伝統行事も、グルメや季節のものをPRする観光イベントも、大紀町の魅力を求めて人々が集い、地域を元気にさせる大切な役割を持っています。11野原大神楽 1月初旬 町の無形文化財「野原大神楽」は、伊勢神宮の雅楽を源流とする四日市阿倉川神楽を受け継ぎ、江戸時代中期に野原地区に伝わったとされています。昭和48年に地元の青年が中心となり保存会を結成し、町内の行事への出演や福祉施設への慰問、毎年正月には各家庭を回って無病息災を祈願する「門舞」と一般に舞いを披露する「寄せ舞」が行われています。えっとうえっさ(精霊踊り) 8月中旬 戦いに敗れた軍勢の魂を慰めるためのものであったといわれるまつり。のぼり旗を持った男たちが「えっとうえっさ!えっとうえっさ!」と叫びながら櫓や太鼓の周りを練回る勇壮な踊りは、戦国時代の武将たちが戦場を駆け抜けているような迫力で、全国でも類を見ない珍しいものです。八幡祭 1月初旬 1月の初めに錦神社の例祭で最も盛大に行われる八幡祭は、熊野灘に面する錦地区で一年の大漁祈願と平安無事を願う江戸時代を源とする歴史ある貴重な伝統行事です。「宵宮・団子はたき」「道中の手踊り」「団子祷・魚祷の山車」「祈祷・お祓い・弓引き・舞」が毎年行われています。瀧原宮大祭 10月下旬 毎年10月下旬に瀧原宮周辺では「秋の大祭」が地元運営委員会によって行われています。近年は、その年に収穫された稲穂を奉納する初穂曳やバザー・ステージイベントなどが行われ、普段はひっそりとした静けさを保つこの地域がとても賑わいます。その他の主な祭◦赤船祭(2月)◦錦ぶりまつり(3月下旬)◦大平つつじ山まつり(4月下旬)◦おんべまつり(7月)◦錦花火大会(8月)◦大紀ふれあいまつり(10~11月)祭
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